【諸行無常】歴史に学ぶ脱GAFA

『祇園精舎の鐘の声、諸業無常の響きあり』

 

平家物語の冒頭で謳われている言葉です。

 

『平家物語』(へいけものがたり)は、鎌倉時代に成立したとされる軍記物語で、平家の栄華と没落、武士階級の台頭などを描いた。

保元の乱および平治の乱に勝利した平家と敗れた源家の対照的な姿、その後の源平の戦いから平家の滅亡、そして没落しはじめた平安貴族と新たに台頭した武士たちの人間模様などを描いた。「祇園精舎の鐘の声……」の有名な書き出しでも広く知られている。

平家物語 - Wikipedia

 「平家にあらずんば人にあらず」とまで言われた平氏の絶頂期から滅亡までのストーリーは有名ですね。

 

ところで皆さん現世において絶対(に近い)と思われている存在はありませんか?

高確率で安泰と考えている株、通貨、国家・・・

 

現代における平家とは何か。本当に安泰なのか。

歴史に考察します。

 

現代の平家とは?

GAFAMGoogle, Apple, Facebook, Amazon, Microsoft】

 

各社合わせて年間何十兆円もの売上高をはじき出し、その時価総額は東証一部上場企業全体の時価総額を超えた(600兆円)とも。

  

コロナ下の2020年7月においても、発表された四半期決算は好調で、1晩で5%も10%も株価が上昇する始末。

 

各社が持ち合わせるサービス自体も日々利用し続ける毎日であり、僕自身GAFAM信者であることは言うまでもありません。

 

向かうところ敵なし、僕自身そういた印象しか抱けません。

 

まさしく現代における平家。

 

これからの人生もGAFAMありきです..(自分だけ?)

 

「諸行無常」こそが未来永劫の理

 

「諸行無常」「栄枯盛衰」「盛者必衰」

古より伝えられる通り、人類の歴史は破壊と再生の歴史を繰り返します。

唯一絶対、未来永劫は存在しえないということを歴史が証明しています。

 

前述の平家のみならず

 

初めて中国統一を果たした秦の始皇帝

陸地の25%を領土としたモンゴル帝国

265年間続いた江戸幕府

 

いずれも当時絶対の存在として認識されてたことでしょう。

 

しかし、そのどれもが現世には存在しません。

その時代の文化、技術は後世に多く伝えられたことは言うまでありませんが、当時の政権、体制は跡形もありません。

 

秦の国であれば建国からわずか15年で滅亡することになります。

中国全土を支配した王国がです。建国当時、国民にこの想像がつくものでしょうか。

 

栄えあるものは滅びる

これが数千年も繰り返された事実のみが残り、人類史における絶対の理と化しています。

 

愚者も歴史に学びたい

諸業無常はGAFAMも例外であるはずがありません。しかし、GAFAMが絶頂期を迎えたとも言い切れません。

 

衰退はいつ?

 

決算書を読む?人口増加にヒント?中国、インドの成長は?資源の枯渇との関連は?

 

結局のところ答えはありませんが、出口戦略は常に考えておく、株式取引の基本を見つめなおすキッカケを歴史は与えてくれています。 

 

永久に今は続きません。

 

投資方針に迷った、楽観的になりすぎているときこそ、歴史に学ぶ。

愚者であればあるほど学びが必要です。

 

それも株価や通貨の歴史だけでなく、人類史そのものに目を向けてやると、現代に通ずるものが溢れていると実感します。

教養のない自分ですら、感じるところは多岐なのです。

博学な皆様であれば、より多くの発見と、投資行動にプラスの結果をもたらすと強く考えます。。

 

僕自身、諸行無常の人生とならぬよう努力していきたいです()